最近、浙江省内初の干潟型蓄電発電所である温州楽清湾50MW/100MWh共有蓄電発電所プロジェクトが系統連系を果たし、昇圧所と蓄電所が一度で通電成功し、各システムのパラメータは正常で、設備は安定して運行している。このプロジェクトは浙江省楽清の翁楽囲墾の外海域に位置しており、正泰電源のPOWER BLOCK2.0液冷蓄電システムを採用している。

正泰電源のPOWER BLOCK2.0液冷蓄電システムは、高比エネルギー、高性能、高安全性という3つの優位性を兼ね備えている。このシステムソリューションは、PCS昇圧箱と液冷バッテリーボックスで構成され、標準の20フィートコンテナ内に5MWhを収容でき、比エネルギーが37%向上し、単位ワットアワーあたりのコストを効果的に削減している。一体化されたシステムソリューションであり、工場内でプレハブ生産が行われるため、現場での設置や調整は必要がない。これにより、プロジェクトの工期を短縮し、施工時間を大幅に節約することができる。

正泰電源のPOWER BLOCK2.0液冷蓄電システムは、スマート液冷温度制御技術を採用しており、複数段階の変径液冷パイプデザインにより、パックレベルでの電池セル間の温度差を1.5℃未満、システムレベルでの電池セル間の温度差を2℃未満に抑えることができる。また、新型の絶縁熱伝導設計を採用し、熱交換効率を10%向上させている。このシステムは消費電力を20%削減し、蓄電システムのサイクル寿命を10%以上延ばすことで、全ライフサイクルにわたってプロジェクトの収益性を大幅に向上させている。

さらに、システムの長期的な信頼性と安全性を確保するために、正泰電源のPOWER BLOCK2.0液冷蓄電システムは全方位かつ全領域での安全設計を採用している。電池セル、パック、バッテリークラスターからシステム全体に至るまで、五段階のヒューズと十二段階の電気連動保護を構築している。また、パック、クラスター、キャビンレベルの消防保護を採用し、システム全体の安全性を向上させている。さらに、多重の電気防護機能と防振性・耐圧性の構造を備え、全体の装置をC5防食処理に対応させることで、高湿度・高腐食の海洋環境下でも高効率かつ安定して稼働することが可能となる。

関係者によると、この蓄電発電所プロジェクトは、運用開始後、新エネルギー企業に対して配額レンタルサービスを提供し、電力市場の補助サービスにも参加する予定だ。このプロジェクトは、電力系統の統一調整指令を受け入れ、ピークシフトモードと周波数調整運転モードを実現できる。ピークシフトモードでは、毎日2回の充放電を行い、各回2時間のピークシフトサービスを提供している。周波数調整運転モードでは、AGC調整市場に参加し、独立した第三者主体として市場入札に参加できるほか、調相、回転予備力、ブラックスタートなどの多種多様な補助サービスも提供できる。革新的多様な蓄電アプリケーションとビジネスモデルの探求を通じて、新エネルギーの大きな変動性などの問題を効果的に解決し、新エネルギーと電力系統の調和のとれた発展を促進するとともに、楽清湾港区におけるグリーンかつスマートな、互いに連携する柔軟で効率的な新型電力システムの構築に貢献している。

この夏の干潟の絵巻は、自然の美しさを映し出すと同時に、グリーンエネルギーの新たな章を織りなし、生き生きとしていて光り輝いている。将来、正泰電源は卓越した製品品質と全方位のアフターサービス体系を通じて、さらに多くのプロジェクトの支持と信頼を勝ち取り、専門的な技術を用いて、無限な太陽エネルギーを継続的なグリーン電力に変換し、各界のパートナーと共にゼロカーボンの新時代へと歩みを進めていく。